2013年01月01日

第百四十一話 先生の右手は今夜は大忙しって寸法よ!

 流行には季節柄があり、学生ともなれば催し物に沿った流行が生まれやすい。
 この時期一番の催しといえば麻帆良体育祭り。
 男子生徒であれば水分補給用のドリンクだったり、もう少し踏み込んでプロテインであったり。
 女子生徒であれば日焼け止めやダイエット方法、特に足が細く見えるものが流行しやすい。
 もちろん、男女共通で足が速くなる方法などは鉄板ですらある。
 そんな中で一風変わった流行を迎え入れているのが麻帆良女子中の二−Aであった。
 お昼休みが始まって十五分、教室内でお昼を食べている子はほとんどいなくなっていた。
「美沙、紐引っ張りすぎてパンツ見えちゃってる。桜子は逆にもっと引っ張っても良いわ」
 携帯電話のカメラを覗き込みながら、そう指示をだすのは釘宮である。
 彼女が覗くカメラの向こう側では、二人が背を向けて立ち、少しお尻を突き出していた。
 その両手に一本ずつ持っている細い紐は、スカートを暖簾の様に持ち上げその奥へと続いている。
 二人が摘まんでいるのは紐パンの紐であった
 美沙のパンツが見えているのは紐パンの紐にスカートが持ち上げられ過ぎていたからだ。
「ちょっとぐらい見えてた方が、絶対に良いって。先生ってば彼氏持ちの美沙ちゃんを、食べたくなっちゃうかも」
「先生になら何時でも好きな時に、果物みたいに剥いて食べられても良いのにね」
「はいはい、そのままチーズ」
 スカートから伸びる紐パンの紐をこれ見よがしに引っ張る二人を釘宮が写真におさめた。
 一方、教室の後方の窓際の席である。
「おっと、全く他意はないが。デザートのヨーグルトが太ももに落ちてしまったな」
「あら、偶然ですね。私も太ももにヨーグルトが落ちてしまいました」
 同じ机に腰掛け座り、同じようにヨーグルトを太ももに落としたのは真名とザジだ。
 慌てた様子の一つもない抑揚のない声であり、どう考えてもわざとである。
 ハンカチやティッシュで拭き取ることなく、ヨーグルトで汚れた側の足を机のへりに引っかけた。
 丸みを帯びた艶やかな褐色の肌の上を、白いヨーグルトがゆっくりと滑り流れていく。
 下着が見えそうで見えないスカートと肌の境界せんへと向けてだ。
 その様子はまるで、誰かさんが白く濁った液体をぶちまけた直後のようであった。
「食べ物で遊ぶと怒られるでござるよ」
「問題ない、先生なら私ごと美味しく食べてくれるさ」
「ええ、もちろん。乙女の蜜を絡めて甘く頂こうと、それはもう情熱的な舌の動きで」
 やれやれと肩を竦めながら、長瀬が二人の足を流れるヨーグルト込みで二人を写真に収める。
 そう二−Aで現在流行しているのは、体育祭と一切関係のない写真を撮ることであった。
 それもとても人さまには、特に男には見せられないちょっとエッチな写真だ。
 そしてその自慢のエロ写真を、むつきに向けてメールで送りつけるまでがワンセットである。
「あやか、息が、苦しいわ」
「我慢ですわ、千鶴さん」
 千鶴とあやかが、シャツの第二ボタンまで外して乳合わせの形で抱き合っていた。
 行き場を失った乳圧でシャツは花弁の様に広がり、丸く持ち上がった乳房の周りをブラジャーの細やかな刺繍が彩を添えている。
「別に気にしてないもん」
 その光景を写真で取らされている村上の手は、ほんの少し現実の理不尽さに震えていた。
 他には椅子四つを向かい合わせているアキラや亜子、明石に佐々木である。
 四人が四人ともスカートをたくし上げ片方の太ももを露わにして、膝を突き合わせていた。
 例のごとくその太ももにはボディペイントされているが、メッセージ性はほとんどない。
 ただ一人の太ももにつき一つの数字、一から四が書かれている。
 写真はすでに撮った後らしく、亜子が代表でむつきにメールしていた。
「一から四が誰の足でしょう。当たった子のパンチラ画像あげるねっと」
「チラなら別に良いか。でも先生ちゃんとわかるかにゃあ?」
「私と亜子は身長同じぐらい、ゆーなはちょっと高いけど、そんな変わらないし」
「あの、私だけ突出して高いから一人だけまるわかりなんだけど……」
 アキラの意見は決して黙殺されたわけではない。
 確定事項として明石と佐々木が両脇を取り押さえ、亜子が悠々と真正面からアキラのスカートをめくってパンモロ写真をしっかりとおさめていた。
 とはいえ流行がエロ写真だからと言って、普通の写真がまったくないわけでもない。
「あ、朝倉さん、食べてる時のお顔ははしたないので駄目ですぅ」
「大丈夫、可愛いって。先生もエロ写真に食傷気味かもだし、こういった普通の写真の方が案外見てもらえるもんよ」
 髪をかきあげお弁当を食べる瞬間を和美に撮られたさよである。
 和美の意見ももっともであり、木乃香と刹那のようにポッキーゲームの様子を自撮りしていた。
 他にはお手製のお弁当を持ち寄り、飯テロをしているのは小鈴に古、聡美、五月だ。
 決してエロ一辺倒ではないが、どちらかというとエロ写真が送り付けられることが多い。
 そんな流行に一人乗り遅れているのは神楽坂であった。
 この流行が生まれる切欠ともなった、美沙との体育倉庫での半裸ツーショット写真の被写体であるにも関わらずだ。
「ぐ、ぐぬぬ」
 皆が楽しそうにエロ写真を撮ってはむつきに送り付ける中、歯噛みしている。
 元来エロネタを拒絶しがちであった神楽坂ではあったが、最近は色々あって慣れてきていた。
 時々、本当に時々、あやかや亜子とオナニーについて情報交換したりすることだってある。
 だから積極的にエロネタをむつきに提供する周囲を拒否しているわけではない。
 流行に乗り遅れている自覚がありながらその輪に加わっていけない理由があったのだ。
(だって、高畑先生が好きなのに乙姫先生にエッチな写真あげるのってなんか駄目だし。でも皆楽しそう……もう、一回あげちゃったし。先生、使ったのかな。でもやっぱり!)
 本人がどう思っているかはともかく、建前上彼女が好きなのは高畑なのである。
 それなのに自分のエロ写真を、特別な好意を抱いていないむつきに送るという矛盾に縛られていた。
 誰がどう見ても高畑とむつきがお皿に乗った天秤は大揺れだが、認めたがらないのである。
 神楽坂が流行の輪に入るには、何か理由が必要であった。
 以前に美沙が謝罪の為だからと誘った様に、自己矛盾を解決する建前がだ。
「なーにやってんだか」
 そんな彼女を自席から頬杖ついて呆れた顔で見ていたのは千雨であった。
 千雨としては、神楽坂の好意の向き先が高畑であるとう、むつきであろうとどちらでも良い。
 少なからずいら立つのは、神楽坂が我慢していることだ。
 我慢して自分の気持ちを押し殺し、詰まらない表情に陥る様は過去の誰かさんを見る様で精神衛生上よろしくない。
 ぶっちゃけた話、過去の自分に似ているといった同族嫌悪である。
 だから彼女が素直になれる様、今日はちょっとした小道具を用意してきた。
「先生に送る写真撮るために、コスプレ用のちょいエロメイド服持ってきたけど。一人じゃインパクト弱いから、誰か一緒に撮ってくれねえかなあ」
 左手前の席の神楽坂に届く程度の声で、少々わざとらしく独り言をつぶやいた。
 分かりやすい、分かりやすいほどに神楽坂が耳をそばだてている。
 ちょろいと笑いたくなる衝動を隠して、千雨はさらなる釣り針を投下した。
「でもこれ私のサイズなんだよなあ」
「ち」
 デカすぎる釣り針に、お馬鹿さんが引っかかった。
 さび付いて噛み合わせの悪くなった歯車の様に、ゆっくりと神楽坂が振り向いてくる。
 務めて冷静であろうとしているようだが、口の端が笑っていた。
「千雨ちゃんって、身長幾つだっけ?」
「百六十二」
「へ、へえ奇遇ね。私、百六十三なんだけどなあ。千雨ちゃんがどうしてもって言うなら」
「あ、千雨サン。私、百六十だから圏内ネ」
 面白そうなので釣り針に引っかかったふりをしてきたのは、小鈴である。
「でもでも、百六十二センチの千雨ちゃんに近いのは百六十の超さんより、百六十三の私じゃないかなあ。一センチしか違わないし」
 そもそも服は身長だけでは決まらないので、苦しすぎる言い訳である。
 最近皆の玩具と化している神楽坂の様子に、当然の事ながら皆が気づかないはずもない。
「千雨ちゃん、私百六十二だから身長まったく一緒だし」
「み、みみみ美空ちゃんは、ほら。スレンダータイプだし。そうね、超さんもね。胸の大きさもたぶん、私の方が千雨ちゃんと近いし」
 玩具が踏み抜いた、乙女の核地雷を思いっきり踏み抜いた。
「自慢か、自分が先生を魅了できるエロボディって自慢か。私的にはむしろ対象外であって欲しいけども!」
「あいたッ?!」
「スレンダーで結構、こちとら美乳タイプネ。ちっとも羨ましくないネ」
「だったら何で人の胸をもむの?!」
 春日に強めに体当たりされ吹き飛んだところへ、待ってましたとばかり小鈴がその体を受け止める。
 そのまま神楽坂の背後から羽交い締めにしながら、器用にそのご自慢の胸を揉みしだく。
「よーし、皆で明日菜を取り押さえて、先生のオナネタにして送ってあげよう!」
「その右腕貰った!」
「左腕良し!」
 鳴滝姉の風香の号令で春日が言葉どおり右腕を、近くにいた桜子が左腕へと抱き着く。
 すかさず両腕が自由になった小鈴が、達人が秘孔を突くように力を込めた指先で明日菜の背中を突いた。
 薄っすらと白シャツに浮かび上がっていた薄いブルーのブラジャーのホックが見事に外れる。
「ブラのホック、よしネ!」
「脱がすのは任せろー!」
「待って、待ってお願い。ブラがないと透けちゃう、シャツに透けちゃうから!」
 背後にいた小鈴が神楽坂のブラのホックを外し、これまた近くにいた美沙がブラジャーを上にずらす。
 流石に両腕に春日と桜子がいる状態では脱がせられないが、ずらすだけでも十分だ。
 神楽坂が危惧した通り、ご自慢の巨乳が縛めより解き放たれ、二つのポッチがシャツに見え隠れする。
 顔を真っ赤にして胸を隠そうとする明日菜に、救いの手が差し伸べられる。
「おいおい、お前ら流石にかわいそうだろ」
 再びしょうがないなと助け船をしたのは、千雨であった。
 羽交い締めにあっている神楽坂の前まで近づき、彼女をにっこり微笑んで見下ろした。
「千雨ちゃ、ぎゃぁッ!」
 そして貴方が女神かと、見上げ安堵したのもつかの間。
 突如、千雨が神楽坂の片方の胸を鷲掴みにした。
 すでにそこにブラジャーはなく、押しつぶされる形で浮き上がる乳首をシャツに張り付かせる。
 白いシャツに浮き上がるそれは形と色共に、乳輪でさえほんのりと見えているほどだ。
 携帯電話のカメラを胸の目の前に、せめてもの情けと神楽坂は映らない様に写真に収めた。
 当然、その指は続いてメールを開いて、むつきに送り付ける。
「人の好意を無下にした罰だ。安心しろ、乳首のどアップだから誰のかわかりゃしねえよ。むしろ、私からのメールだから、私の乳首って思ってるんじゃね?」
「だったら、実際に自分の乳首送りなさいよ!」
 ふざけんなと身動きの取れない代わりに、半脱ぎにした上履き思いっきり蹴り飛ばした。
 身長を含めたプロポーションが似ていようと神楽坂と千雨では、基本となる体力が全く異なる。
 神楽坂の上履きは見事に千雨の顔面をえぐり、勢い余ってその向こうへと跳んでいく。
 次はどのような写真をと、千鶴と相談しているあやかの後頭部へ。
「へぶッ」
「あら、あやかってば大胆」
 ゴンっとぶつかり、勢いをなくした上履きは重力に引きずり降ろされ床へ落ちていく。 
 ぶつかられた方のあやかは、千鶴の胸の谷間に顔を突っ込んで動きを止めていた。
 アレだけ賑やかだった教室が、一瞬にして真冬の北海道の様に静まり返る。
「ぁっ、あの」
 神楽坂が何とか謝罪を口から絞り出そうとしているが、凍てついた空気がそれを許さない。
「あーすーなさーんッ!」
「ご、ごめん、委員長!」
 おどろおどろしい声と共にゆっくりと振り向いたあやかに、神楽坂は謝る他にない。
 本気でごめんと特大雷を前に目を閉じていたが、一向にそれが落ちる気配はなかった。
 恐る恐るあやかを見上げると、その顔に浮かぶのは正反対の笑顔である。
 明日菜の状況を見るや否や、おおよその事は理解したらしい。
「千雨さんに超さん、桜子さんに柿崎さん。もちろん、春日さんに風香さんも」
 明日菜以外の彼女の乳首写真を撮ることに加担した面々の名を静かに呼んだ。
「罰として、五限目の乙姫先生の授業はノーブラで受けていただきますわ」
「ちょっと待つです、委員長。私と桜子、一番前の席なんだけど」
「それがなにか? それとも胸だけでなく、スカートの中も生まれたままになりますか?」
「ノーブラで手をうっちゃおうかな」
「私もノーパンはまだ、ちょっと無理かも」
 風香が意義の声を上げるも、さらなる罰を積み上げられそうになり口を封じられた。
「とはいえ、私も公平であるべき委員長。特に最後尾の千雨さんには罰の意味が薄いですし、千雨さんと超さん、それから春日さんは必ず一度は挙手をして起立後に、胸を張って回答すること」
「くそ、ちびっ子が余計なこと言わなけりゃ、分かったよ。ちうちゃんの生乳首、ちゃんと先生に見せてやるよ」
「そんなぁ……はまっている、気が付いた時には膝の高さまで。あがけばあがくほど、沈む。沼に」
「私も、依存はないネ」
 不用意な口答えは余計な罰が発生するため、千雨と春日は渋々と了承していた。
 小鈴はいつもの赤丸ほっぺの笑顔なので、罰の意味があるかどうか不明だが。
 一頻り、騒動の切欠を裁いた後、あやかは最後に神楽坂へとその顔を向けた。
「私も?」
「罰は受けていただきますが、もう少し軽くですわ」
 ほんの出来心で尋ねてみたが、まさかの言葉に希望を見出す。
「明日菜さんは残り三十分のお昼休みの内に、一枚。一番可愛いと思える自撮り写真を撮って、乙姫先生に送ること」
「それが、罰?」
 軽いようで軽くない、重いようで重くない罰に神楽坂が小首を傾げる。
「ただし今この場で、皆さんの目の前でお願いしますね」
「委員長の鬼ぃ!」
 どこか人の居ないところで、自分が一番可愛いと思える自撮り写真を撮るならまだしもである。
 衆人監視の下で、一番可愛いと思える自撮り写真を撮れとは、恥ずかしすぎた。
 これが美沙や桜子あたりであれば、自信満々にこれが私の可愛さだと自撮り写真を撮ったことだろう。
 軽いようで軽くない、重いようで重くない。
 神楽坂にとっては重すぎる罰だと、地獄の裁判長とでもいう様に彼女は思わず叫んでいた。









 神楽坂が顔を真っ赤にしながら、皆の前で自称一番可愛い自撮りを教室内で撮っている頃。
 早乙女と夕映は、女子トイレの前でのどかを待っていた。
 学食と校舎の間にある渡り廊下付近のトイレである。
 かれこれ何分になることか、図書館島で見つけたネギ塩タン味のジュースを飲む夕映はまだしも、早乙女はそろそろ限界が近そうであった。
 両腕を組んでいる腕を指先でトントンと何度も打ち付け続けていた。
「もう、のどかは何してるのよ。腹痛でもないのに、休み時間のたびにトイレに駆け込んでさ」
「のどかも色々とあるのですよ」
「ゆえ吉まで、何をのんきに。こうしている間にも、皆が乙姫先生に自慢のエロ自」
「おっとジュースが飛び出たです」
 もう我慢ならんと早乙女が叫びだそうとした言葉を遮るために、夕映が紙パックのジュースを握りつぶした。
 外部からの急な圧力に対し、ストローから飛び出したジュースが早乙女へと襲い掛かる。
「のわっと、なにこのパル様に白濁汁ぶっかけようとしてんのさ!」
 苛立ちの矛先を変えて、早乙女が夕映の頬をぷにぷにつついてくる。
「パルが危険なワードをこのような場所で、しかも大声で叫ぼうとするからです」
「周囲の確認ぐらいしてるってば。こんなエロ漫画に出てきそうな面白クラスになった二−Aを壊しちゃうほど、馬鹿じゃあないつもりよ。うっふっふ、毎日毎日エロネタに困らないこと、困らないこと。今の私のネタ帳の厚みは、過去の三倍の勢いで増え続けている!」
「その分、ラブ臭欠乏症にかかってるです」
「本当、最近鼻の調子が悪いのよね。のどかが先生のこと考えてキュンキュンしててすらラブ臭をかんじないぐらいだし。耳鼻科でも行ってみる?」
「私的には脳外科か精神科をお勧めするですよ」
 ほかの場所ではそうでもないのだが、二−Aに関してだけはラブ臭を感じないのである。
 唯一の例外が神楽坂であったが、最近それも薄まってきている気がしないでもない。
 何かにハッと気が付いた様子の早乙女が、目一杯に開いて手のひらを顔面に当ててつぶやいた。
「まさか、スタンド攻撃を受けている?!」
「ごめーん、二人とも。お待たせ、もう大丈夫」
 折角のボケの直後に、にへらと笑みを隠し切れず全然大丈夫ではないのどかがトイレから戻って来た。
「この、ボケ殺し!」
「はうッ!」
 駆け寄ってきたのどかの頬に左手を添え、早乙女が右手で自分の左手を打ち抜いた。
 頬を叩かれた様な子気味良い音が鳴り響き、のどかが足を止めて目を白黒させている。
「お昼休みをもう三十分も過ぎちゃって、このお馬鹿。さっさと、のどかのとびっきりの写真を撮って先生に送り付けないと。ただでさえ、控えめなんだからほかの子の前に霞んじゃうんじゃない!」
「ぱ、パル……えへぇ、そんなことないと思うよ」
「のどか、なんか今日ちょっとおかしくない? 調子が悪いとかじゃなく、なにかこう」
 自分が楽しむのは勿論、のどかの事を思い声を荒げる早乙女なのだが。
 半分怒られているような状態で、にへらと笑みをうかべるのどかに異常さを感じずにはいられない。
 このままでは話が進まないので、ネタばらし役を買って出たのは夕映であった。
「今日に限っての話ではありますが、皆が先生に写真を送れば送るほど、のどかは先生に想われます」
「知っているのか、ゆえ吉院?!」
「ええ、パルナレフ。先日、先生の携帯電話のパスワードが、アタナシアさんと発覚しました」
「うわ、先生なにげに行動が恥ずかしい」
「そこはあばたもえくぼ。先生に好意を寄せる生徒で詰め寄り、お願いした結果。一日ずつ順番に皆の誕生日をパスワードにすると。そして今日はのどかの日なのです」
 ゆえ吉院の話を聞いたパルナレフが、眉間に寄せたしわを指先でトントンと叩いてから言った。
「え、先生って聖人か何かだっけ? 面倒くさ、日替わりで生徒の誕生日にパスワード変えるとか、付き合いが良いにもほどがあるでしょ!」
 早乙女の言うとおり、仮に夕映が毎日誰かの誕生日にパスワードを変えろと言われれば後免被る。
 しかし、リアルにハーレムを造り上げている以上、乙女の不満を面倒臭がっていては根本から崩壊するだろう。
 事の発端は、むつきの意識がどうあれ、一人を贔屓してしまっていたことなのだ。
 むしろそんな面倒くさいことを、仕方ないなと笑って実行してくれるからこそ皆惹かれるのである。
 くじ引きで決めた夕映の順番はまだだが、実はちょっぴり待ち遠しく思っている一人だ。
 二−Aの表の流行がエロい写真を送り付けることなら、裏の流行が自分の誕生日をむつきの携帯電話のパスワードにして貰うことだった。
「だからね、朝からずっと先生が携帯電話見るたびに私の誕生日を思い出してくれてるって顔が、ふにゃふにゃになるのが抑えられなくて」
「全く、このお馬鹿」
 今度こそ、ゆっくりとだが早乙女がにへらと笑っているのどかの頬にペチンと触れた。
「のどかのその嬉しさは、私にはわからないけど。一時の事で喜んでちゃ駄目でしょ。そういう時だからこそ、こっちから攻めないと」
 ねっとお姉さんぶってウインクした早乙女が、のどかの手を取り駆け出した。
 どこへ行くつもりか、手を引かれ転ばない様に後を追うのどかを、さらにその後から夕映が追いかける。
 その足の向き先は校舎の方ではあるが、二−Aの教室というわけでもなさそうだ。
 ただ早乙女がどこを目指しているか、のどかと夕映は直ぐに察することができた。
 彼女が立ち止まった部屋は、麻帆良女子中の図書館であった。
 あまり利用率は高くなく、一日に数人訪れれば多いぐらいの零細図書館である。
 なにしろ本気で何か調べもの等をしたければ、蔵書数が段違いの図書館島があるのだから。
 早乙女が図書室の扉を開けると、利用者はおろかさぼりなのか図書委員の姿すら見えなかった。
「ああ、もうまた。こんなだから、余計に利用者が……」
「いや、今回は好都合。二人とも、中に入ったら鍵かけるよ」
「鍵をかけたことがバレたら大目玉ですよ。そこまで過激なことをしなければ大丈夫ですよ」
 早乙女が何を考えているのか、おぼろげにわかってきたので夕映は施錠以外は止めはしなかった。
 三人連れ立って図書室へと入室し、明かりを突けて本棚が並ぶ奥へと歩みを進めていく。
「ちょっとエッチな写真を撮るにしても、闇雲に撮ってたら、ほかの子の写真に埋もれてしまう」
「のどかと言えば本好き、文学少女です。図書室の写真で、一際目を引くものを撮ると?」
「図書委員として働いているところとか?」
「それはそれで悪くはないんだけど……のどか、ちょとあそこの本取ってくれない?」
 早乙女が指出したのは、彼女ならばぎりぎり手が届きそうな高さにある本である。
 のどかがそれを手に取ろうとするならば、少なくとも踏み台が必要であった。
 近くに手ごろな踏み台はないため、のどかは届かないと思いつつも背伸びをして手を伸ばしてみた。
 やっぱり届かないのでスカートを抑えながら、少しジャンプしてみる。
「えい、えいっ」
「そこへ、すかさずローアングラー!」
「きゃぁッ?!」
 ジャンプしているのどかの足元へと、早乙女が床の上を肩でを滑りながらローアングルで激写した。
「ぬがぁっ、思いっきり擦りむいた。けど、私の尊い犠牲でのどからしいちょいエがッ?!」
 床に寝転がっていた早乙女の顔面に、落ちてきた本の角が直撃していた。
 辞書ほど厚い本ではないが、それでも本の角である。
 ただそれはのどかがわざと落としたわけではなく、どちらかというと早乙女の自業自得であった。
 事前に説明なしで行動したため、思わずスカートを抑えたのどかが一段低い場所の本に指をかけてしまったのだ。
 その結果は、顔面を抑えて床を転がっている早乙女であった。
「ぬがぁ、まだだ。たかがメインカメラをやられただけだ!」
「パ、パル大丈夫?!」
「転げまわる元気があるなら、大丈夫ですよ」
 返答できない早乙女の代わりに応えた夕映が、彼女の手から携帯電話をさらった。
 すでにパスワードは解除されている状態なので、即座に撮られたばかりの写真を確認することができた。
 本棚の前で軽くジャンプした姿ののどかが、慌てた様子でスカートを抑えている。
 波打つスカートの奥はほとんど見えず、ほんのわずかに白い生地らしきものがチラ見えしていた。
 かといっていやらしさはなく、偶然起きたちょっとエッチなハプニングを演出している様に見えた。
「とりあえず、パルが撮りたい方向性が見えてきたです。のどかちょっと待っててくださいです」
「う、うん。パル?」
「あー、痛かった。なんとか致命傷で済んでる」
 早乙女が復活して間もなく、何か本を探しに行っていた夕映が戻って来た。
「のどか、この本の適当なページを開いて、本棚に向かって立って貰えますか?」
「うん、良いよ」
「あっ、そういう……」
 言われるままに本棚と向き合って立ってのどかが、表紙を確認しないまま本を開いた。
 そして瞳の中に飛び込んできた情報を理解するにつれ、顔が赤くなっていく。
 裸の男の子と女の子が並び立つ絵が描かれ、男性器、精巣、女性器、卵巣と図示されている。
 夕映に渡されたのは図書室のどこかを探せば出てきそうな、性教育用の本であった。
 それに気づくと同時に、携帯電話のカメラのシャッター音がカシャリと鳴る。
 もちろん、性教育用の本を手に持ち開いたのどかを撮ったのは夕映だ。
「ぁっ、ちが。撮っちゃ駄目!」
 そんな言葉と共に、のどかが真っ赤な顔で手に持っていた本を体の後ろに隠して見せた。
 さながら奥手な文学少女が、こっそり図書室の奥で興味津々に性教育の本を読んでいたように。
 当然、夕映の手の中の携帯電話が再びシャッター音を鳴らす。
「そう、ただちょっとエッチな写真を撮るだけじゃ芸がない。男とはエロいだけでも興奮するが、物語性があればなお興奮する。のどかみたいな清純派の文学美少女が、好奇心に負けて性教育の本をこっそり図書室で読んでいた。このギャップを前に、先生の右手は今夜は大忙しって寸法よ!」
 三人の中で唯一の処女なのに、なんだろうこの説得力は。
 図書館探検部と兼部している漫画研究会内での猥談のせいだろうか。
 少なくとも実体験を除いた猥談の経験値でいれば、二人ともまだまだ早乙女には及ばない。
 または単純に彼女が間違った情報をうのみにしている耳年増なだけか。
「ただ今日はもう、殆ど時間がありません。凝った写真はまた、放課後にでも撮りましょう」
 夕映が携帯電話の時間を確認すると、十二時五十分を回ったところであった。
 教室へ向かうならまだ優に間に合うが、凝った写真を撮るには明らかに時間が足りない。
 同じく自分の携帯電話の時間を見た早乙女も、同意見であったようだ。
「慌ててクオリティ低い写真送るよりは、そういうわけだから。のどか、放課後あけておいて」
「えっと、うん。あのちょっとだけアイデアがあるの」
 のどかも大好きなむつきに良い写真が送れるとあって、乗り気の様だ。
 図書館を出て教室へ向かう間も、放課後の写真撮影について話し合う。
 もちろん、他のクラスの生徒とすれ違う時は声のトーンを落として内緒話の様に。
「あのね、机に広げた本に夢中で胸元がちょっと見えちゃうとか」
「先生の視点で、机の下に落とした消しゴムを拾おうとしたら、向かいののどかのスカートの中が見えてしまうとか、どうです?」
「悪くないわね。いや先生始点なら、いっそ動画で盗撮っぽく」
 計画がどんどん広がる中、ある意味で話の中心であるむつきと廊下でかち合った。
 むつきは今しがた、階段を上ってきたところで、階段と廊下が交わる場所でだ。
「わっぷ」
「おっと、悪い」
 端っこを歩いていた夕映が、携帯電話を見ながら歩いていたむつきにぶつかった。
 体重差で軽く吹き飛んだ形となった夕映の手をむつきが掴み、なんとか転倒は免れた。
 もちろんこの場合、歩きスマホをしていたむつきが全面的に悪いこととなる。
「すまん、綾瀬。本当に大丈夫か?」
「先生が手を掴んでくれましたので、問題ないです」
 まだ夕映は体が半分傾いていたため、むつきと互いに腕に力を込めて体を垂直に戻していく。
 特にお互いに合図したわけでもないのに、息はぴったりである。
 恋人期間がアキラに次いで三番目に長いだけのことはあった。
「先生駄目じゃん、先生なのに歩きスマホしてちゃ」
「夕映みたいに先生より軽い子ばかりですから、危ないですよ」
「いや、本当すま」
 言葉の途中でメールの着信音が鳴り、思わずといった感じでむつきが携帯電話を落としそうになる。
「くそ、あいつらいくらなんでも送って来すぎだ」
 少なからず苛立ちの交じった声であったので、夕映たちは背伸びしてむつきの携帯電話を覗き込んだ。
 画面には新しいメールの着信を知らせるメッセージと未読件数が表示されていた。
 問題はメッセージの内容ではない、むつきが送って来すぎだといった通り未読件数である。
 九十八件、百件まであとわずかのところまで未読メールが溜まっているらしい。
 携帯電話を胸ポケットにしまいながら、むつきがガシガシと頭をかいて言った。
「これでも頑張って見たんだが、何分職員室で大っぴらに見れない写真のオンパレードだ。次の授業の用意もあるから、トイレに何度か立って確認している間にそれ以上にメールが来る」
「夕映、さっき撮ったのどかの写真は?」
「送ってしまってるです」
「そっか、私が送った分も送っちゃってた」
 どう考えても、滅茶苦茶困っていた。
 毎日メールのパスワードを変更させられることよりも、よっぽどむつきは困っていた。
 それこそ日常生活、教師という仕事に支障が出かねないほどに。
 良く良く考えてみれば、当然の事である。
 二−Aのクラスメイトは三十一人、仮に二人一組で写真を撮っても十五人。
 お昼休みの一時間の間に一組五枚撮ったとして、七十五通のメールが跳ぶことになる。
 一人で送ることもあるだろう、ペアを変えて送ることもあるだろう。
 それは昼休みという時間に区切った話で一時限目前から授業の合間、合間と実際はもっと多い。
 クラス内での流行と言って過言ではないぐらいなのだ。
「私、先に行って皆を止めてくる!」
「のどか一人じゃ、皆を止められないでしょ。私も」
「ああ、良いんだ。ぶっちゃけ、凄く困ってるが代案はもう頭の中にある」
 教師であるむつきの目の前で、廊下を走ろうとしたのどかと早乙女を即座に止めた。
「代案、ですか? それはどんな?」
「教室でな、説明は難しくないが。二度手間になるからな」
 教室まで歩く数分、相も変わらずむつきの携帯電話は鳴りやむ様子がない。
 時間を惜しんで、それこそ歩きスマホをしてでもという気持ちがわからなくもなかった。
 物凄く写真を送りづらくなるのどかと夕映だが、写真が送られること自体はむつきは気にしてはいないらしい。
 単純にむつきの処理能力を超えてしまっているのが問題であったのだ。
 とはいえ流石に歩きスマホで夕映とぶつかった手前、むつきもメールの着信音を今は無視し続けていた。
 胸ポケットの中で写真を見ろとばかりに、携帯電話が鳴り続けている。
 それを知らぬ二−Aの教室内は、むつきが現れると普段通りの大騒ぎであった。
「先生、私と桜子の超エロ可愛い写真見た? 現役JCの美沙ちゃんと二重の意味で禁断の浮気してみない?」
「先生、私の写真なら何回使っても良いからね。先生が見たいポーズなんでもするから」
「はいはい、わかったわかった」
 さっそくとばかりに絡んできた美砂と桜子を軽くあしらう。
「先生、さっきな。明日菜がすっごくかわええ自撮りとったから見たってな?」
「ああ、だから机の上で煙吹いて撃沈してんのか」
「この授業中だけでも、少し優しくしてあげてください」
 木乃香や刹那の声につられ神楽坂を見れ見れば、言葉にした通り机の上に突っ伏していた。
 小鈴や千雨が第二ボタンまで外してそんな神楽坂のせいで熱い、熱いと手団扇で仰いでいた。
 反対になぜか春日が体を老人の様に丸め、首を絞めるように襟元を締めているのは何なのか。
「おーい、超」
 そして目的の人物を視界に収め、軽くて手招く。
 嬉しそうに小鈴が小走りになるが、その姿に妙な躍動感を感じたのはなぜか。
「なにかお困りごとカ?」
「メールボム並みにメール届いて、見切れないんだわ」
 現在進行形で鳴り続けている携帯電話を指さし、端的に今の状況を伝える。
「こうさ、皆が撮った写真を皆で共有して見せ合うアプリとか、なんか作れないか? もちろん、セキュリティはガチガチで、部外者は絶対見れないやつ」
「代案は頭の中にあるって、超りんに丸投げじゃん」
 後ろにいた早乙女になにそれと突っ込まれたが、餅は餅屋だ。
 それに物凄くぼんやりとした考えだが、案自体はちゃんと出している。
 一応他にも、一日三通までとかも考えたが、守り切れるとも思えなかったし、変に揉めるのも嫌なのでやめておいた。
「うむ、ちょっと面白そうネ。携帯電話はこれからもっと一人一台が当たり前になる。そして人類の半分の女性は、写真を撮るのが好き。とっても面白いアイデアヨ」
「だろ、だろ。それなら撮った写真、俺と撮った人以外に仲間内で共有できるしさ。お前らも皆がどんな写真送ってるか、気になるだろ?」
 小鈴が認めてくれたアイデアのため、ことさら胸を張って見せる。
 それに今現在、大量の写真は送り主とむつきの一対一でしか見ることができない。
 むつきにとっては少々困った流行だが、折角ならもっと皆で楽しめる形の方が絶対に良い。
 その方が楽しいんじゃないのと気軽に考えたむつきだが、小鈴にとっては違った。
 もちろん、それが素晴らしいアイデアであったが、違う世界を見られる頭脳が算盤を弾いたのだ。
「今夜にでも直ぐに着手するネ。上手くいけば、正式に先生にアイデア料を支払うね。超包子として正式に」
「大げさな奴だな。でも、まあ頼んだわ」
 そして話の切りが良くなるのを待ったわけではないだろうが、五限目の始業のチャイムが鳴った。
「お昼休みは終わり、席につけ。それと雪広」
「起立」
 まだ皆が自席に向かう途中で、あやかが起立の号令を出した。
「ん?」
 教卓から全体を見下ろしたむつきは、一部の生徒の挙動がおかしいことに気付いた。
 ただ気づいただけで、それが何かは直ぐに察することができなかった。
 お腹でも痛いのか背中を丸めるように立っているものがいた。
 素早く目を横切らせ、すぐ目の前にいる桜子、少し席を跳んで後ろの春日。
 背中をまるめるどころか、肩を前に出して何かを支えるようにしていた。
 ちなみに鳴滝姉の風香もノーブラだが、お子様サイズ過ぎて平常運転だったりする。
 千雨と小鈴は席が後ろに加え、見惚れられてもうれしいだけのため、第二ボタンが開いたままだ。
「礼」
 体調不良ではなさそうなので、あやかの号令で一時忘れることにした。
 頭の中を仕事に切り替え、忘れてしまう。
 小鈴が言った、アイデア料という言葉も一緒に。
「えっと、教科書の二一三ページぐらいだったな」
 後日に超包子から発足したSNSサイト、超包子インスタントテレグラム、略して超スタ。
 むつきが要望したとおりの、仲間内または世界へと向けて写真をアップロードしあうSNSであった。
 二−Aのみならず、麻帆良学園中、時間をかけて世界中に浸透していくことになる。
 そのアイデア料に腰を抜かすことになる。
 ちなみにノーブラの件は、仕事モードのむつきは最後まで気づかなかった。
posted by えなりん at 02:21| Comment(4) | 日記
この記事へのコメント
ありがたいのう。更新お疲れ様です。にやりと出来る日常回も良いものだ。
Posted by 旅人 at 2020年09月13日 13:12
更新お疲れ様です!&ありがとう。続きが読めて嬉しい。

直接的なえっちもいいけど、えろ自撮りを送ってくるとかも良いよね。最後のノーブラで授業、気が付かなかったのは残念だけど、作者さんは全員ノーブラノーパン授業やってみたいと書いてあったしそちらに期待してます
Posted by at 2020年09月14日 09:08
更新キタこれ。

この短い期間に2話目の更新は嬉しい限りです。
勝手だとは思いますが今後の活動も期待しています。

油断できない世の中ですが健康にも気をつけて頂ければと思います。
Posted by at 2020年09月16日 17:26
毎日パスワード変えるとか流石むつきですね
釣り針にすぐ食いつく玩具になってるちょろい明日菜が面白かったですw
明日菜の透け乳首透け乳輪のアップもノーブラ授業の皆の反応もごちそうさまでした
明日菜の一番可愛いと思える自撮りも見た時のむつきも反応も興味深いですね
明日菜裕奈まき絵はもちろん羞恥心がまだ強い春日や
妹のトイレ写真送ってきたりノーパンはまだちょっと無理かもという割と踏み込んでる発言の風香も
もう少し押せばヒロインいけそうな感じですね
ここまで来たら可能な限り食っちゃってくれると嬉しいですw
いつかやってくれそうなノーブラノーパン授業も楽しみですね

誕生日思い出してくれるとふにゃふにゃしてるのどかも可愛すぎました
処女なのに男のツボをついてくる早乙女のエロ発想も面白い
エロメール多すぎで仕事に支障といううらやまけしからん状況の解決方法は超特製のインスタですか
安心安全で皆で共有できるとかエロ写真がどんどん増えていきそうで素晴らしいですね
作者様が書かれる仲良しでえっちで可愛い女性陣とむつきの描写が見られて大満足でした

更新ありがとうございました
また次の話も楽しみにしています
Posted by at 2020年09月17日 13:49
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: